RESORTArchitecture ――― 沖縄, 浜比嘉島PJ

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RESORTArchitecture ――― 沖縄, 浜比嘉島PJ

CONCEPT

沖縄県、浜比嘉島。

琉球神話の舞台であるこの小さな島には、南国の自然体の暮らしが息づいています。

亜熱帯の植物と真っ白なサンゴの浜。
庭先のハイビスカス、ヤシの木、島の猫、小さな漁港――。

観光地然とした慌ただしさとは無縁の、静かにゆったりと流れる時間が訪問者を包みます。

日常からは物理的にも心理的にも遠く隔てられた土地に建つセカンドハウスが、Tai and Associates が考えるリゾート建築です。

居住地から距離があるため、滞在スタイルは一週間~数週間程度の中・長期滞在が主です。
一方で不在期間も長期になることがしばしばです。
長期の滞在となっても快適に滞在できること。
不在期間も安心を得られること。

そのために必要な機能を、オーナーとのヒアリングを重ねながら形にしていきます。

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RESORTArchitecture ――― 沖縄, 浜比嘉島PJ

Poolプール

ヴィラの中心は大きく配置したプール。

すべての部屋から見ることができる水面が、このリゾートヴィラのアンカーとなっています。

敷地を出て少し歩けば珊瑚の白浜があり、シュノーケリングやビーチコーミングを楽しむこともできますが、中庭のプールは外界とのリンクを保ちながらクローズドな環境をつくる循環構造を生成します。

開きたいときに開き、閉じたいときには閉じることができる。開放と遮蔽、“外向”(extrovert)“内向”(introvert)のコントロールも、プライベートリゾートには重要な機能です。

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Patio中庭

プールサイドに配されたファイアーピットとチェアの先にあるのは、壁面に埋め込まれた長大なベンチと、強い日差しからベンチをカバーする深い庇。

スコールのような驟雨の多い沖縄において、庇はメイン棟とアネックスを繋ぐ通路としての機能も受け持ちます。

多人数を招くパーティをホストする際は、ベンチの収容力は頼もしく感じられるでしょう。

プール、ロッキングチェア、チェア、ベンチがそれぞれの憩い方を可能にしたパティオには、アウトドアリビングとしての機能が託されています。

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Livingリビング

メイン棟のリビングは室内空間の主役です。中庭に広く開いた窓を持ち、キッチンにいながらゲストの動きを把握することができます。

音楽を楽しまれるご家族のためのグランドピアノも配され、家族を象徴する部屋となっています。

ロフトだけでなく主寝室とも上層で空間を共有しているのは、湿度管理という重大な機能の要請から来ています。

沖縄の高温多湿が建物に与える影響は非常に大きなものです。私たちのリゾート建築では棟全体の空調を統一し、絶えず室内の空気を大きく循環させることで結露を防ぎ、インテリアや建物へのダメージを抑制しています。

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RESORTArchitecture ――― 沖縄, 浜比嘉島PJ

Guest Roomゲストルーム

リゾート建築においては、中長期の滞在をホスト・ゲストともに心地よく過ごせるようにすることが、設計上の主たるテーマです。

気心が知れた友人関係であっても、何日も常時同じ空間を共有するのは難しいものです。

アネックスにあるゲストルームはプールを挟んだメイン棟の向かいにあり、独立したバスルームも備えています。ゲストにも十分なプライバシーを提供し、快適な長期滞在を可能とします。

ゆるやかな傾斜を描く屋根には深い庇を持たせ、白く厚い塗装を施しています。
強い日差しを遮りながら、擁壁とともに沖縄の強い風雨をいなす構造です。建物を囲う高い塀は沖縄のヒンプン*からしくみを借り、プライバシーの確保と同時に台風からの防護にも一役買っています。

* 沖縄の伝統的な建築様式で、建物を囲う塀が魔除けの役割と台風等の強い風雨から建物を守る役割を持っていると言われています。

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RESORTArchitecture     Tai and Associatesによるリゾート建築

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HOM#

遠隔地リゾートにおける建築は、都市街区の建築とは大きく異なります。
その違いを把握し、土地の風土を理解しながら、オーナーが建築に求める機能と美意識を形にすることが
リゾート建築におけるひとつの大きな命題です。

都市から遠く離れた場所に身を置きながらも、現代的な快適性を失わないこと。
ロケーションの特色を取り込み、立地を活かした設計により、<日常から遠く隔たっている>ことを最大限享受できること。
中長期の滞在を快適にする、十分な機能性とプライバシー・コントロール。
そして、「そこに滞在する」こと自体が強い満足を与える、美しく、強度を持った建築デザインとディティールへの拘り。
これらがすべて達成され、初めて Tai and Associates の建築は完成します。

地域・土地の特色に合わせた設計・施工

Tai and Associates は土地それぞれの気候・風土に適した建材と施工手法を採用し、それを踏まえた設計を行っています。

沖縄を例にとると、高温と多湿、塩害、シロアリ害、台風・高波などの被害防止のため、現代の沖縄の建物は約9割がコンクリート造です。特に湿度とシロアリ害の影響が大きく、木造建築は長くもちません。

浜比嘉PJもすべてRC造(鉄筋コンクリート造)です。RC建築に経験が豊富な Tai and Associates が、現地の信頼できる企業とアライアンスを組むことにより、遠隔地においても高品質な建築を実現します。

現地企業とのアライアンス体制

遠隔地にあるリゾートでは不在期間が長くなるため、防犯や保守管理も懸念されるところです。
定期的な清掃・換気や植栽メンテナンスから滞在前のプール清掃予約、短期間のグリーンレンタルなど、現地企業との協力関係により、快適な滞在を実現するためのサービスもご提案しています。

サービスの一例

  • 土地探し
  • 植栽設計
  • 植栽メンテナンス
  • 照明設計
  • 防犯セキュリティ構築・運用
  • 定期的な清掃・換気・メンテナンス
  • 現地巡回
  • プール清掃
  • ケータリング・デリバリー
  • パーティ時などの短期間のグリーン(植物)レンタル
  • その他
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